『呼子の朝市』古い建物が建ち並ぶ昭和レトロな空間、朝市通りと漁港の風景

朝市通りの入り口の看板に日本三大朝市と書かれていたのでネットで調べて見ると、勝浦朝市・輪島朝市・飛騨高山朝市が三大朝市だと出てきたのだけれども、飛騨高山じゃなく呼子を入れて三大朝市という場合もあるみたいだし、呼子を入れて四大朝市としているところもあったりする。

とにかく、大正時代ごろから始まったと伝わる呼子の朝市は、九州では知らない人がいないくらいに有名なのだ。

呼子朝市通り

呼子は東松浦郡呼子町と言ったんだけれども、市町村合併で唐津市になった。唐津市は佐賀県で人口第二位の都市で、だいたい市内中心部から30分ちょいくらいかな、呼子の朝市通りまで。

朝市通りの入り口に立つお店がレトロで、雰囲気がとても良い。朝市が開催されているのは朝7時半から正午まで。

その間、朝市通りは歩行者専用道路になるみたい。

朝市通りに入っていくと、商店街の実店舗と露店のテナントが混在していました。実店舗は朝市終了後も営業しているところがあるみたい。

地元で獲れた魚の干物かな!? イカの一夜干しは呼子朝市の名物、軽く炙ると美味しいんだよね。

イカ焼きの屋台。呼子と言えばイカが有名なだけに、けっこう人気があるみたい。沢山の人が買い求めていました。

ここでは天日干しの実演がされているね、商店街に店を構えるお店が出しているみたい。

大きなサザエ、つぼ焼きとあわびの踊り食いが出来るらしい。あわびは1200円から……

日本三大朝市ともいわれる呼子の朝市だけど、結局、観光客用の観光朝市なんだよね。普段は旅行会社が大型バスを仕立ててやってくるんだけど、団体ツアーが無くなるとこの通り閑散としてる。いちおうシルバーウィーク中の祝日なのだけど、いわゆるコロナの影響と言うヤツ。

バスが来ないから売れんねぇと、売り子のおばちゃんが言ってた。

呼子の土産と言えば木屋、それくらいに有名なお店の本店。イカを使った各種珍味類や、魚の干物、イカしゅうまい、とにかく種類が豊富。福岡市内のスーパーや博多駅の土産物店でもけっこう並んでるよね、木屋の商品。

ザルに大きなサザエがてんこ盛りだけど、ちょっとお客さんが少ないかなぁ……せっかくだから何か買おうかと思ったけど、何人かでバーベキューでもやるならいざ知らず、僕と家内でこの量はちょっと食べられない。

朝市のアーチがあった入り口から奥へ進むごとに店は減るけどレトロな商店街になってきて、建物が古くてタイムスリップしたみたいな気分になる。

ここで来た道を振り返ってみると、明らかに途中で雰囲気が変わってるよね。

さらに進むと凄い大きな建物が出てきた、松浦漬本家と書いてある。

明治二十五年創業という松浦漬本舗の公式サイトによると、松浦漬というのはクジラの鼻筋にある軟骨を細かく刻んで、水にさらして脂を抜いた後に甘く味付けした酒かすに漬けこむもの。滑らかな漬け床とコリコリとした軟骨の食感を楽しむ珍味で、日本五大珍味に数えられることもあるのだとか。

クジラの加工食品を製造するメーカーの隣に、鯨漁師の組主屋敷が建っていました。この家は江戸時代から明治初頭まで、8代、170年にわたってクジラ漁を営んでいた中尾家のお屋敷。

中は呼子で盛んだったクジラ漁にまつわる展示がされていて、資料館みたいになってる。入場料は200円ぷらす消費税。ちょっと見て行こうかな……と思ったら。

あらま、すいませんねぇ、県外から来てしまって……けどね、今日ここにきている観光客ってほとんどが県外からだと思うよ。

気を取り直してさらに先へと歩いて行くと、どうやらここらはもう朝市じゃないらしい。ただ、観光エリアから外れたためか古い建物が増え、更にそのまんまの姿で残っていて、僕はケッコウ好きかもしれない。

魚の仲買さんのお店。今も営んでいるかどうかは知らないけれど、二階の壁に書かれた屋号がすんごくカッコいい。

この酒屋さんも外観は綺麗にやり直してるけど、梁や柱の木材がすんごい年季が入ってる。店内もレトロで素敵なお店ですよ。

ここも良いね、何かのお店だったんだろうけど、二階の窓が凄くレトロ。その奥にある赤いポストもいい演出だね、だいたい昭和20年代半ばから昭和40年代の始めごろまでに設置されたポストの形。

これ以上先にはお店もほとんどなさそうなので、ちょっと戻ろうかな。

呼子朝市周辺の街並み

そういえば、この呼子の朝市通りは漁港のスグそばにあって、背後は斜面になっているんだよね。

斜面を段々にして、そこに家が建てられています。

こういう裏路地に建つ家がまたレトロで、すんごい雰囲気が良い。しかもちゃんと人が住んでいて、まだまだ現役の家が多いんです。

この家もすんごく素敵でしょ、窓がカッコ良いし漆喰部分に屋号が浮き出るようになってるのも凄い。しかも現役!! 綺麗に住んでるよね。維持するだけでも大変そうだけど、こうやって昔の家を守ってくれている人がいるから僕がこうしてみる事が出来るのです。本当にありがたい事ですね。

道路脇にあったコンクリートの塊を見ると、これ、防火用水の水槽じゃないですか。僕が子供の頃は大阪市内にも沢山あったんですよ、こういうの。ゴミ捨て場もコンクリートだった。

駄菓子屋と無料ギャラリー

なんだろうね、朝市とは言え鮮魚やサザエのつぼ焼きとか、アワビの踊り食いとか、そういうのを除けたら木屋ブランドの干物や珍味、松浦漬だったり、普通に博多駅のお土産屋さんで買えそうなものが多かった気がする。おぉっ!! と目を引くものは特になかったかな。

中尾家の屋敷もご遠慮くださいだし、帰ろうかな……と思って駄菓子屋を見てみると。

なんか、無料のギャラリーがあるというじゃないですか。これは見ないわけにはいきませんよね。

ギャラリーは駄菓子屋さんの二階、見事な町屋の作りに圧倒されながらも美しい染物や写真が展示されていました。

昔の朝市を撮った写真の数々、年代ごとに飾られています。

昭和50年代、高度成長期で観光ブームが起きていた時代。ぶっちゃけ、同じ朝市とは思えない賑わい。客も店もすんごい多い。

昭和40年代になると、エプロン姿の主婦っぽい人がカゴを下げて買い物してる。今のような観光朝市ではなくて、地域の台所として地元の人にとって大切な市だったことがわかります。

昭和20年代と令和2年の写真、同じ場所を撮影したもの。こうやって今昔で並べてくれるから見ていて楽しいのです。

ギャラリーの一階は駄菓子屋さん、おそらく今日みた店の中で一番にぎわっていたのはココ。間違いない。

呼子の漁港

呼子のイカというけれど、最近は博多で食べるかな、イカの活き造り。

イカって凄くデリケートな生き物で、ストレスに弱いんですよ。なので活きたまま運ぶのが難しくて、さらには、生簀でもけっこう死んじゃう。そのためイカ漁をしている漁港まで行かないと活き造りを食べられなかったんだけれども、今は輸送技術も進んで都市部でも安く食べられるようになった。それが良かったのか悪かったのか、人それぞれだろうけど。

呼子観光の目玉てきな存在、観光遊覧船。グラスボートっていうのかな、海の中を見る船と、七ツ釜という洞窟みたいになった名所を見に行く遊覧船とがある。

詳しくはコチラ→マリンパル呼子公式サイト

のどかな漁港の風景、時間がゆっくり流れているように感じますね。

いい所ですよ、呼子。この近くは上場台地といわれていて赤土が有名なんだけれども、この赤土で育った根もの野菜がすんごく美味しいんです。とくにジャガイモとゴボウがおススメ。海の幸と山の幸、両方楽しめるのが呼子のいいところ。

まあ、貧乏人の僕にはあまり縁はないけども、余裕のある人は旅行に行くのに良い場所ですよ。近くには棚田の名所なんかもあるし、橋でつながってる島もあるし。

※この記事に書かれている情報は僕が訪れた時のものです、最新の情報ではなく、情報の正確性を保証するものではありません。最新の情報については、ご自身で確認することをおススメします。

場所情報

呼子朝市(観光協会)

呼子朝市マップ(PDF)

呼子朝市(Googleマップ)

呼子の美味・珍味がぎっしり詰まったこだわりのセットです。

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