『採銅所駅』大正時代の木造洋風駅舎が可愛いと人気のモダンでおしゃれなレトロ駅

香春と書いて”かわら”と読む。修羅の国の中心地、筑豊に属する香春町にあるレトロ駅、日田彦山線(ひとひこさんせん)の採銅所駅に行ってきました。この駅は大正4年に建てられた木造駅舎、大きくはないけれど、洋風の外観がメルヘンチックでとっても人気のある駅舎なのです。

日田彦山線『採銅所駅』

福岡県の筑豊を縦断する日田彦山線の採銅所駅。大正時代の木造駅舎、洋風のスタイルが人気の駅。ほんっと静かな山の中に、ポツンと建ってる可愛らしい駅舎です。大正4年に小倉鉄道の駅として開業し、現在は日田彦山線の無人駅になっています。

建てられた当時のすがたをそのままに残しているという駅の入り口。採銅所という名前の通り、この近くには古代銅山の坑道がありました。坑道の入り口跡は今も残っているそうです。

駅事務所があったと思われる向かって右側は、待合室になっていました。

中はこんな感じでくつろぎ空間になっているみたいだけど、オフィスとして使われているみたいで気まずい感じ。ドアを開けて中を見て、思わず「すいません」と言って中に入らずドアを閉めてしまいました。

この待合室は、毎日開いてるわけではなさそうです。

気を取り直して駅の入口へ、外壁に取り付けられたベンチがイイ感じ。窓枠も歴史を感じる古いものですよ。

見上げると、古い駅舎に良く取り付けられているプレート。大正4年の3月に建物として登録されたようです。

駅舎の中に入りました。天井が明治大正期の洋館でよく見かける天井ですね、おそらく大正時代のままなのでしょう。

切符売り場と駅事務室方向、ここも昔のままっぽいですね。

駅舎入口の扉の金具、自衛隊に居たときによく見たタイプ。旧軍時代から使われていた倉庫なんかでよく使われてた引き戸です。これも古そうですよ。

そして何より目につくというか、目立っているのが洋館風の天井。明治時代や大正時代の天井のデザインそのままです。

改札を通って、ホームに出てみましょう。

採銅所駅のホーム

ホーム側からみた駅舎です。洋館風のデザインに、和風の屋根瓦が大正ロマンっぽい和洋折衷。

駅の周りは見事な田舎の風景。

ホームは2面あって、線路を横断して隣のホームに移ります。

線路の高さから駅のホームを見るとこんな感じ。昔はちょこちょこあったんだけれど、最近は線路に直接降りられる駅って少なくなりましたよね。

あと、ここに2本の線路があった事が分かりますね、一本は撤去されてるみたいですけど。

2番ホームにきたら、その向こうにもう一本線路がありました。小さな駅なのに、沢山の線路がありますね。

ここから下り方向を見ると、トンネルになっていてちょうど列車が駅に向かってくるところでした。

2番ホームから見た駅舎。

ちょっと角度を変えてもう一枚。

山の中にひっそりと建つ駅だけに、周りは本当に田舎です。癒されるというか、旅情を誘うというか、こういう風景を見るとホッとします。

電車が入ってくるとこんな感じ、ドラマのワンシーンみたいです。

駅から外に出て、駅舎の側面に回ってみました。

少し下がったところに屋根付きの空間があるのですが、ここはどういった場所だったのでしょう。

採銅所駅の駐車場

採銅所駅には小さなロータリーの奥に駐車場がありますが、この駐車場への入り口に線路の跡がくっきり残っていました。

さらに、駐車場わきにはもう一本の遣われていない線路。

香春町は良質な石灰石の産地として知られていて、かつてここから石灰やセメントの原料を運び出す貨物線があったそうです。今も採掘は行われていますが、輸送は自動車へと変わったため貨物線が廃止された跡なのだと思います。

採銅所駅の住所

住所・地図: 福岡県田川郡香春町採銅所(Googleマップへ)

香春町観光協会がおすすめする、街歩きトレッキングコースの始点にもなっているそうです。

列車からぜひ降りて、懐かしさを感じる駅舎のその空間に身を置いて、歴史を、木造の美しさを肌で感じて欲しい!

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