【田舎の風景】JR九州唐津線『厳木駅』佐賀県唐津市、昭和5年建築のレトロ駅舎

佐賀県唐津市に残るレトロな駅舎、厳木駅(きゅうらぎえき)に行ってきました。この駅舎は昭和5年(1930年)に建てられたもので、敷地内には蒸気機関車に水を補給するための給水塔も残っています。

駅ができたのは明治32年(1899年)で、給水塔は1926年に建てられたものだそうです。

JR唐津線「厳木駅」

駅前のロータリーから見た駅の外観。駅事務室だった部分がギャラリーになっているみたいなのだけど、僕が訪問した時は使われていなくて、鍵が閉まっていました。

これが駅の敷地内に残る給水塔、蒸気機関車は文字通り蒸気で走る機関車。そのため、大量の水を必要としました。かつては各駅にこのような機関車に水を補給するための給水塔があったそうですが、今では解体されてほとんど残っていません。

厳木駅の給水塔は、当時の姿をほぼ完全な形で残している貴重なものです。

なんどか改装はされているのでしょうけれど、いまでも昭和初期の面影を色濃く残した駅舎です。

のどかな山間の集落にポツンと残るレトロ駅、駐車場もあるので見学しやすい場所でした。

所在地

住所:佐賀県唐津市厳木町厳木729

JR九州、唐津線

写真ギャラリー

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